重いクランク至上主義の真実 及び矛盾
ここ1〜2年のその手の記事の総括としては “バイクは最新になればなるほど、クランクは軽いんでクソ。バランサー?なにそれ?重いクランクは一発一発の爆発が感じ取れ、低速からのトルクもモリモリあって最古ー” てな感じでしょうか?オレの女はオレにとって宇宙一!というノロケは聞いてて微笑ましいものがありますが、オレの女は宇宙一!だから他の女はクソなんか言われた日にゃ100パーボッコボコでしょ。肌のきめ・目の色・鼻の高さなどの一部分をもって優劣を決めるのはナンセンスですよね。オレはクランクのみでは重さでのテイスト(これ自体おかしな話ですが)の優劣は無いと断言出来ます。
重いクランクのもたらす官能と弊害
オレは仕事柄 “重い” と呼ばれるクランクや “軽い” と呼ばれるそれを搭載したバイクに乗る事が出来る環境にあるので重いクランクを愛する人の意見に納得することもする。極論かもだが剛性の無いシャーシーで目標最高速度を低く設定する場合重いクランクが醸し出す官能は享受しやすくなると思う。
逆の視点から見れば
同じエンジンを違うシャーシーに搭載した場合や同じ車体でクランクの変更を行う場合についてのみテイストの濃度が計れる(あくまで同一人物の判断)のではないか?現実的ではない比較例だが ‘75XLH ’84XLX ’86XLHのスポーツスターそれぞれのテイストははっきりし過ぎる程違う。マジで。 ‘75と ‘84はエンジンはほぼ変わらずでシャーシーは御存じKフレームとエボフレーム、ブレーキも全然違う。ほぼ同じエンジンではあるがシャーシーは劇的に違うこの2台所謂“テイスト”では’75の圧勝。なんせいい。バイブレーションが腰回りから弧を描いて体の芯に響き渡る。スロットルを開けるとやや遅れ気味に太いトルクが断続的に車体を圧し進める感覚。ええよぉアイアン。で ‘84XLX、前述のバイブレーションは正味殆ど無い。ただアイアンスポーツのトルクは確実にある。ええなぁXR1000の(言い方変やけど)弟分。で ‘86XLHガチッとしたシャーシーと軽く回るエンジン。XLXと共通のフレームでエンジン違い。このエボエンジンは100ccおまけの1100ではあるがカチッとしたシャーシー。モアパワーではあるがそれを感じさせない軽く回るエンジン。これもええ。
で質問。貴方はこの3台で身銭切ってどれを買う?
ここで答えを出したあなた
ちょっと見切り発車と違いますか?肝心の事言い忘れてましたけどそれぞれの可能巡航速度が違います。巡行ですよ巡行。感覚的には“ちょっと恐いなぁ”くらいで高速を走る事の出来るスピードは古くなるに従い15〜20kmほど違いました。その時点での “テイスト” はどれも一緒。巡行なんで回せばもっとスピードは出るがただ振動がきつくてダルイしちょっと恐いくらいのスピード。

